水上の宝石、咲く

村でも真夏の暑さが続くようになった先日、あこがれのヒツジグサの花が咲く頃と沼に向かいました。

今年はやや生育が遅れたのか、花の咲きはまだ少なくほんの数えるほどしかみられません。

でも、この花は群生よりもポツンポツンと咲くところに見映えがあり、ながめるにはそれで充分。花姿は、まるで水上の宝石とでもたとえたくなるほどです。沼の岸辺には、遅く産みつけられたモリアオガエルの卵も少し残っています。

そばの野には、アザミやエゾアジサイも花盛り。山里は園芸種のアジサイやハナショウブ、アヤメも加わり夏の花々にいろどられる季節入りです。

沼のジュンサイもようやく摘み頃となり、酢醤油でおいしくいただきました。湧水に育つ天然ジュンサイは格別なおいしさです。

▼国道342号整備促進期成同盟会の総会が一関市できのう行われ村長、建設課長補佐とともに出席。同国道は観光をはじめとする村の産業振興にとって最も重要な路線であり、今年の総会でも冬期間通行止め区間のゴルデンウィーク前の早期開通など喫緊の具体要望を決め、関係機関にはたらきかけることにしました。

一般道路を村から一関市に向かうには、国道397号に入り胆沢ダム手前から栗駒焼石ホットラインを経て祭畤で国道342号に入るのがもっとも効率よい通路で、きのうもそれを往復しました。

そんなわけで今年はじめて岩手側の国道397号を通りましたが、昨日現在で岩手県側の道路脇の草が刈り取られていないために普通乗用車でも安全通行のさまたげになりかねないところが部分的にありました。秋田県側は一度きれいに草が刈られていてだいじょうぶです。

草を避けようとすればセンターラインぎりぎりまで右寄りになり、もしかしたらラインを越えてしまいかねない所も一部あります。そういう箇所では対向車との出会いも心配で、これは危険です。大型車や観光バスなどだとなおさらでしょう。毎年のことですので草の刈り取り作業はもちろん計画されているのでしょうが、一日も早く草が刈られ、通常の道路幅が確保されるようにしてもらいたいものです。

きのうは村と村議会合同による、集落要望箇所の視察がありました。国道342号は村の基幹道路でもあり、前述の理由で私は村内視察には出られませんでした。