渓流にも春

堅雪で雪上歩きが楽になった様子をみて、2日朝、沼又沢へ少し入りました。

雪がゆるめば帰りは難儀だろうと念のためカンジキを持ったものの、それは使わないで済みました。

この日の目的は渓流沿いに芽を出したバッケ(ふきのとう)と、もし咲いていればのチヂザグラ(土桜・イワウチワ)を眺めること。

バッケと渓流はほどよい状態で見られましたが、今年は雪解けの進みが遅く、なんぼなんでもイワウチワの花はまだ早くて花芽が堅く閉じたままでした。蕾の様子をみればもう4~5日ほどしたら咲き始めるでしょうか。

渓流沿いでは花序や実をつけたハンノキが、雪を背景によく目立ちます。まだ自然がにぎやかな世界とならない雪のむらでは、さりげないこんな景色も素敵に思えてきます。

沢はヒラ落ち(底雪崩)の真っ最中です。渓流釣りや道路の春山除雪、栗駒山荘や須川高原温泉の開業準備に向かう方々などもふくめ、雪の多い今年の沢歩き、道路通行はヒラに要注意です。