▼昨日は、朝一番で、このほどの人事異動で新任となった議会事務局長と農業委員会事務局長への辞令を交付。また、新任となった広域消防から消防長をはじめみなさんが見えられ応対。副村長もいよいよ初仕事で、元気いっぱいのごあいさつ。
異動の4月は、庁舎内が新鮮ムードに満ちています。そんな雰囲気があちこちに漂っていますから、やや古錆びてきたこちらも、また一皮むけそうな気になりました。
わが村役場の場合は、多くが庁舎内の異動で済みます。なので、職員のみなさんは、引き継ぎがスムーズに終えるまでこれからほぼ一週間、これまでの仕事とこれからの仕事の兼務で、あちらへこちらへと椅子に落ち着きがない日々となるでしょう。
▼昨日載せたわがたんぼそばの小高い地には、何十年(100年以上かも)もの間使われつづけているマミ(アナグマ)の巣穴があります。
その巣穴を雪のない季節にのぞくと、穴口は、一つ、二つ、三つと数えて常に5つ以上はあります。土の中では、ちょうど蟻の巣穴を大きくしたように全部がトンネルでつながっているのでしょう。
その巣穴に立ち寄ってみたら、雪の上に一つだけ土まで続く穴があり、生きものの出入りした跡が歴然。マミが掘った巣穴の一部にムジナ(タヌキ)が同居していることがありますが、もしかしたらこの穴はそんな穴の一つかもしれません。
雪の上に出入りしたのは、冬眠しないムジナか、それとも冬眠から覚めたマミか。いずれこの雪の下には、ぞろぞろと何匹ものマミ族、ムジナ族がかたまりになっているはず。雪上にいる私の気配を知って、モゴモゴしている彼らの動きや吐く息の音がきこえてこないかと、穴口に耳をあててみました。
二つの種とも人に殺傷危害を加える心配はまったくない生きもの。もし生態観察をご希望の方がおられれば、年中いつでも観察できる彼らの古民家をご紹介しますよ。
▼もう一枚の雪上の写真と鳥の羽、獣の糞跡も、同じたんぼそばの林でのもの。獣はおそらくテンでしょう。春の雪上を歩けば、獣たちが今冬を生き延びた跡をふりかえることもできます。