先に出されていた各地区からの今年度要望箇所について、村当局と議会常任委員会合同による毎年恒例の現地視察がきのうおこなわれました。
要望は、道路(側溝も含む)、水路などに関する内容がやはり相対的に多くなっています。村の場合はこれまで、独自の施策もふくめかなり手厚く道路網、水路(生活用水路、農業用水路、流雪溝など)網関連の整備に力を注いできています。その内容と規模は「どこの市町村にもひけをとらない」といってよい水準とわたしはとらえております。
それでも、やはり道路と水路関連は今もって生活のカナメ。要望には新設希望もあれば様々な規模の改修・補修もありで、今後もこの2つは行政のとりくまなければならない大きな柱として続いてゆくでしょう。
要望に対する村当局の現段階での考え、答えはすでに各地区の代表へ説明されていて、議会にもその内容はしめされています。それを前提にしての現地視察後の講評では「ここの要望は急いで対応を」など、視察を踏まえた意見が議員各位から出されました。
前日に続いてきのうも寒気の流れ込みで気温は上がらず、国道の温度計は日中でも13℃のところも。私は冬構えと同じ装いで出かけましたが、いつも「暑い暑い」とよく言われて寒さに強い方々も、さすがにきのうは衣替えの季節ながら半袖の姿はありませんでした。寒すぎる6月ももう半ばです。今日からは週間予報通りあたりまえのお天気となってくれればいいのですが。
▼きのうはあの岩手宮城内陸地震から10年目の日でした。村と隣り合わせる県境すぐ近くが震源地で、村と県境をはさむ各国道がズタズタに損壊、宿泊施設をはじめとして大きな被害をうけました。あれからもう10年、道路も村内の各施設も完全復旧しましたが、観光施設への通行が長く遮断されたことなどから当時の被害は深刻なものでした。
村の場合は後に起きた東日本大震災時の揺れよりはるかに大きな地震で、あの日の朝、自宅二階にいての激しい揺れは忘れられません。隣県において亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、いまだ行方がわからないご家族がおられるみなさまの心のいたみをお察しいたします。