心も体もあっちにこっちにの3日間

▼17日は、県町村電算システム共同事業組合の祝賀会へ。県内すべての町村が組合のシステムを稼働させたことにともなう祝賀会で、平成24年の組合設置以来の念願の全町村稼働到達のお祝いです。

この共同事業によって町村の電算事業にともなう経費の大幅な削減がはかられており、その成果は貴重です。

 

▼18日は湯沢で開かれたある会議に出席した後、村の「いのちを考える集い」へ。自殺予防で活動されている村内の団体「のぞみの会」によって毎年開催されている集いで、県総合保険事業団の船木修氏、臨床心理士の戸田麻美氏、NPO法人蜘蛛の糸理事長の佐藤久夫氏の講師御三方の講演や、北秋田市のコーラスグループ「コールつくしんぼ」のみなさんの合唱がくまれていました。

いずれのお話も、コーラスも、とても勉強、参考になり、心がほっこりとなるものでした。県内とはいえ遠方からこうして村にお越しいただいたこと、それに、ためになるお話をお聞きすることができたことにこの場からもお礼を申し上げます。

講師の佐藤氏は山歩きをよくされるそうで、栗駒山には毎年何回も登られているとのこと。講演の中の写真にも「これは、栗駒へ往く途中のブナです」と、紅葉の季節の写真がスクリーンに映し出されました。こういうかたちで村を思っていただけることって、ありがたいものですね。戸田氏も職務の関係で村に幾度もお越しいただいているそうです。

▼その集いが終わってからは村の4つの農業法人の収穫祭へ。これも毎年行われている今年一年の収穫を祝う集いです。

今年の天候不順は農作物にとっては結果として大きな打撃。とりわけ稲作では収量の減もあり、耕作規模の大きい経営体は「祭りをするほどに収穫を喜べる状況ではない」というのが率直な気分だったかもしれません。それでも、来年への展望をもって収穫祭はにぎやかに行われました。会場では、急きょ、4つの法人体でつくられている協議会名で今後の経営に関わるいくつかの項目で「村への要望書」が村長に渡される一幕もありました。

村が大きな予算で政策を提起し、それにやる気をもってこたえた4つの法人経営体です。個別の担い手農家も含めて彼らは村農業のささえであり、美しい村を維持発展させるためには農地をまもる彼ら担い手の存在が必須です。それだけに、村民や、内外を問わず行政機関からの期待も大きいわけで、その期待にこたえるよう経営体としての大いなる努力前進を願い乾杯の発声に立ちました。写真は村特産の旬の平良かぶ。とってもおいしかった。

▼19日は部落神社の秋祈祷。伍長の役割で雪の中参詣へ。終わって後はまた都内に向かい、今朝は地方自治法70周年記念式典に出席。22日まで諸行事が続き都内滞在です。