3日間の都内滞在予定が迫っていたので、11日、雨模様ながらも急きょエドかぎ(井戸掻き・池の掃除)作業に。
出来れば小春日和の時に、童たちを加えてにぎやかにのどかに鯉たちと戯れてほしかったのですが、もたもたしていると雪がきそうでやむをえずの急ぎ仕事となりました。
池の鯉は見事に育っていて、毎年のことながら、ピカピカ鱗とたくましい姿形を目にすれば、魚ながらも彼らから元気をもらえたような気になるのですから不思議なものです。これで残す冬支度はあと一つ、薪入れ作業だけとなりました。
▼12日は、村の「首都圏なるせ会」の総会へ議員の半数と参加。往路、こまち車内からの岩手山も、かなり麓まで新雪をうっすらとまとっていました。
29回目を数える総会はいつものように江東区砂町文化センターで。天候不順の中でも、農家や村人の努力で豊かに収穫された山里の幸、味のよくしもった村伝統のカスベ料理などが、スタッフの母さん方の手によってふるさとの自慢の食としてテーブルにはいっぱ い。個性あふれる懇親会は最後のふるさと合唱を二回も繰り返し盛会で閉じられました。
ご出席いただいている来賓のみなさんと交流・会話を楽しめるのもこの集いの大変うれしいところ。今年のこちらは、お隣岩手県の旧胆沢町ご出身の方々でつくられている「在京いさわ会」のみなさんとの会話のひとときをほかよりも長く過ごさせていただきました。
胆沢地区の郷土のみなさんとは、旧胆沢町の時代から古道仙北道を縁として現在も続く村との交流があります。焼石岳や胆沢川流域に関わるわが村とわが地元部落の歴史、藩政時代の水沢が東北キリシタンの一大拠点といわれただけに、岩手側胆沢の下嵐江集落とキリシタンの関わりなど、私にとっても知りたいことがこのお隣町にはいっぱいあります。ほかのみなさんとのお話もありますから懇親の時間はあっという間に過ぎてしまいました。
▼13日は、例年行っている村の中央要望へ。村と村議会が合同で重ねてきた活動で、国政と関係する村の当面課題について国会議員や関係省庁に直接お伝えする行動です。
関係する国会議員の事務所へうかがい、国交省、総務省、総理官邸では菅官房長官へ。やがて夕暮れとなってからは財務省へと歩き回りました。村のこの活動によって、NHKラジオ第一の難聴地域解消策など全国に教訓をひろげたとりくみもあり、今回の行動でも今後の成果にむすびつくと思われるうれしいひとときもありました。小さな村ながら、自治というものの大事さを感ずるのはこういう時でもあります。行動の段取りをくんでいただいた御法川代議士と、ご案内いただいた代議士事務所のI秘書さん、直接応対いただいた菅官房長官や金田代議士、すべての議員事務所のみなさん、そして総務省の事務次官をはじめとする各省の皆様へ心からのお礼を申し上げます。