トップアスリートが村に

金曜日は特養ホーム幸寿苑の夏祭り。子供仙人太鼓、餅まき、藤波一座による懐かしの演芸と、恒例の催しが続き、苑庭は一年でもっともにぎやかな夕べとなりました。

 

おとといは、村の中学校卓球部創部50周年をはじめとする卓球記念イベント。昨日は消防協会湯沢雄勝支部の訓練大会と、人々の「動」の華麗さを見つめる二日間でした。

卓球記念イベントには、リオ五輪女子団体で銀メダルに輝いた平野早矢香(さやか)さんと、現在全日本ランキング4位の弟友樹(ゆうき)さんが講師として来村され、トップクラスアスリートの技を直に拝見し言葉をお聴きする機会となりました。

心技ともにすぐれたお二人の姿勢と言葉に「トップクラスにある方々は、どんな分野でもこうあってほしい」と思いながら、お話の時間、村外の学校もふくめた卓球少年少女たちへの臨時の卓球教室、そしてつかの間(お二人の航空便の時間が迫っていたため、少しの間)の夜の交流祝賀の時を過ごしました。

「こうあってほしい」をここに記すのは、真にトップクラスのアスリートとは、秀でた技とともに、しっかりした人格を備えておられる方との思いがこちらにはあるからです。いろんなスポーツの選手を見ても、「強い」だけで、「心」がしっかりしていないアスリートには、深い尊敬の念が湧き出てこないものです。

早矢香さんは現役を引退されていますが、今回のように子供たちへの教えもふくめ指導者として活躍されています。その教えとお人柄にたいしては、卓球に通ずる方以外もふくめ全国的に大変評価が高いようです。そして弟の友樹さんは全日本選手権で3位、全日本ランキング4位の現役バリバリです。

子供たちを励ます早矢香さんの指導者としての今後のご活躍、友樹さんの全日本チャンピオンとオリンピック出場、メダル獲得を願いながら、乾杯の発声をさせていただきました。

▼湯沢市雄勝郡の昨日の消防訓練大会。例年開催の会場は事情があり今年はそこではできなくなり、臨時に稲川スキー場駐車場での開催となりました。

村からは、規律訓練礼式にはまわり当番で第2分団、小型ポンプ操法には村の訓練大会で優勝した第3分団第3部(大柳)が出場。閉会式で審査長が「レベルの高い大会となった」とのべた大接戦の末、村の小型ポンプ操法が見事優勝に輝き県大会出場を決めました。

県大会出場がかかるポンプ部門では「東成瀬に負けるな」を各消防団が目標の1つにしている様子。市郡の技のレベル向上に村の団が大いに貢献していることが、他の団のそんな雰囲気からもうかがえました。規律部門もふくめ、春からの練習に明け暮れした団員各位と、それをささえた消防署や関係のみなさん、ご家族の方々、ほんとうにご苦労様でした。