立春直前で厳しい寒波

今冬最強かなと思える寒波で、きのうの外は久しぶりに一日中冷凍庫の中にいるような村となりました。それは今朝も同じで寒さは続き、「少ない」と思ってきた雪もいっきにまた増えました。

ところで、人為による地球温暖化が警告されて久しいわけですが、地球誕生後の長い歴史から地球科学の分析で今後をみれば、地球はむしろ寒冷化の時代にむかっていると科学者たちはいいます。

私は小説を読むようにわくわくしながら宇宙や地球の歴史をとりあげる著書に触れることがあります。最近それらのなかでとくに心をひかれた著書があります。それは昨年10月に発行された「地球の歴史・上中下3巻」(鎌田浩毅著・中公新書)。地球科学者の鎌田氏はそのあとがきの一部で「数十年単位のミクロな時間軸で見れば、温室効果ガスによる温暖化は確かに起きている。一方、数万年単位のマクロの視座では、暖かい間氷期が終了してこれから氷河期へ向かう途上にある。」と述べています。

大陸の移動、大気と海流の循環、月、太陽、宇宙、いずれ自然に支配されているわたしたちの営み。少し吹雪けばウアーッ吹ぐゥ、少し寒ければウアーッさびィ、少し暑ければウアーッ暑ェと、口説き口説きしながら山里の四季を過ごす私ですが、何万年後にやってくる氷河期、未来の東成瀬に生きる人々はどんな愚痴をこぼしながらその時を生きているのでしょうか。