今冬3回目の雪下ろし

週間天気予報をみて、行事予定をみて、屋根の積雪量をみて、「今日しかない」と、昨日今冬3度目の雪下ろしに上がりました。

もうひと降り重なってからでもよかったのですが、今日から催し事がいろいろあり、それでやや早めの3度目下ろしです。

まわりはだんだんと2㍍近くの積雪に近づき、いつもの豪雪の村らしくどっしりと厚い雪に大地が覆われ、ようやく「これで、あだりめェの、冬ィ、なった」そう思える落ち着いた景色がひろがります。

▼先日「何かを咥えていたカケス」を載せました。その何かがわかりました。あれは「イラガ」、刺されるととっても痛い毒蛾の仲間が入った繭のようです。もちろん、カケスはあの繭の中に食べ物が入っているということを知っていたのです。

繭の中で生きるのは普通はサナギでしょうが、イラガの場合はまだ完全なサナギにならない「前蛹」という幼虫の状態で冬を越すということです。繭は、昆虫の仲間としてはめずらしく堅くできていて、かなりの圧力を加えないと破れないほどといいます。

大きな幼虫が冬に食べられるわけですからカケスにとっては大のごちそう、咥えた繭を木の枝に打ちつけたり、こすりつけたり、真剣なうごきの意味がわかりました。堅い繭、幼虫のような「前蛹」、ここでくらしながら、自然って、生きものって、まだまだ知らないことがいっぱいです。