▼例年、その冬で最も深い積雪を記録するのは2月末(昨年は3月に入っての最大積雪深でしたが)ということをわかっていながらも、1月のカレンダーをはぎ取れば「さあ、ゆぎ降りも、あど(あと)、びゃっこ(少し)だぞ」という気持ちになります。 12月の猛烈な積雪で、この調子だと今冬も大変とみんな身構えたでしょうが、1月の村は、予想に反して積雪量がそれほど重ならず「1月に、こんなに楽したのも久しぶり」という声が一部から聞かれるほど。わが家も、1月には本格的な住宅の雪下ろしはやらないで済みました。下屋や、マブ(雪庇)落としでは屋根にあがりましたが。
▼わが集落で最も雪が深い入道地区の週末の積雪様子はこんな具合です。昨日と今朝は久しぶりに除雪機械を稼働、屋根のマブもたった一夜でずいぶん成長したので今朝落としました。大雪警報も出た県内、荒れの2月か、1月のようにおとなしい2月となってくれるか、は、天のみぞ知るところ。 雪とのむきあいでもう一つ、30日の早朝未明でしょう、気温マイナス6~7℃と朝は冷えましたが、そんな寒気の中でも集落向かいにいまいま落ちた底雪崩れ跡が見られました。これを見て私は底雪崩へのこれまでの認識を改めました。 「ヒラ(底雪崩れ)は、暖気や雨の日、晴天の午後にとくにスル(落ちる)から気をつけろ」が合い言葉でしたが、冷えた日の早朝未明でもヒラがあるということのこれは何よりの証。思い込みや決めつけ、限られた範囲の体験だけに依っていると痛い目、恐ろしい目に会うということでの認識の改めです。
▼節分、立春の候ともなれば、寒中につるされた凍み大根も風でプランプランと動くほど仕上がりに近づき、雪国でも少しずつ春の言葉を使える日に向かって時は刻まれています。
▼1月30日には、村の担い手組織「田畑会」などが主催する恒例の「農業を語るつどい」に出席。国や県の来年度の農政方針などを勉強し合い、後段では懇親を深めました。