この季節になると猛烈な地吹雪がやってくることは覚悟しています。
ただ、今冬はこれまで極端に吹雪が少なかったので、きのうの今冬最強と思われる吹雪には、「ん、ようやく村らしい空だ」と、春3月なのに厳しい雪の村に生きていることを思ったところです。
軒下に吊した凍み大根もすっかり干上がり、日中でもマイナス4℃の寒気と強風に軽くもてあそばれていました。
きのうで65歳を通過した当方、今日からは66歳へむかう一年を歩むことになります。世の中で通用するのは満年齢ですが、生を発してから丸65年を過ぎたら、数え年のほうがより現実的だということに感づきました。
昨年9月に65歳となっていた妻は「これでやっと同じ齢。これからもずっと(当方より)先を行くよ」などの言葉をちりばめたメモを記し置いていました。妻は6人兄弟姉妹の末っ子ですが、こちらに嫁いでからは当方より約半年人生経験の長い「年上のひと」。「これでやっと同じ齢」という言葉にも何かしら現実感がありました。数え齢ならこちらは永遠に追いつけないのですが、小数点以下を切り捨てる満年齢なら、これから半年間は同じというわけです。