もともと排水のよくないわが家のたんぼ、それに加えて管理の不行き届きと9月の雨もあってでしょう、とにかく今年のたんぼには、これまでの記憶にないほどのぬかるみに苦戦しながらの稲刈りとなりました。
爆弾低気圧がくる前というきのう日中はよき晴天の稲刈り日。こちらは、午後4時から須川湖のほとりに鎮座する朱沼神社の祭事があり、最後に残していたぬかるみたんぼの稲刈りをなんとか終えて出席することができました。
午後の須川高原は、早くも猛烈な風が吹き、湖水は白波やや高し。こういう荒ぶる湖面を目にするのも久しぶりのことです。秣岳(まぐさだけ)の直下にある湖面一帯に吹き荒れる風を、ここの気象に詳しい山の人々は「秣おろし」と呼ぶそうですが、この日は、いかにも「おろし」らしい風の吹きようでした。
須川高原温泉、栗駒山荘の標高1100㍍ラインにまで紅葉のまっ盛りがやってきたといってもよいほど。一帯は黄を主にして、なかにはうるしの朱も混じり色づいていました。