きのうは来年度当初予算案の一般会計が予算特別委員会で審査されました。今日は特別会計などが審査され、委員会での採決が行われます。
以前とは違い予算案の付属資料として主な事業の概要書(詳細な説明書)も事前に届けられているので、議員は予算案審査の本質に迫る議論がより取り組みやすくなっています。
質疑をする議員側は、これまでの議論や決算審査などを参照にして予算案審査に求められる内容で質疑を準備する必要があり、それ相当の心構えでのぞまなければならない場となります。一方、受ける執行当局側も、一般質問とはちがい事前通告無しでの質疑に応える訳ですから、自ら作成した予算案ではあるものの、質疑により的確に応えるためには相応の準備も必要と思われます。
とりわけ当初予算案審査は村の一年の歩みを決める骨格となるだけに、自ずとそれぞれの責任を負った質疑と答弁がより熱く交わされる場となります。
そうした特別委員会の審査ですので、議会の傍聴では、本会議だけでなくこうした予算・決算特別委員会審査にも来年度には是非ともお出でいただきたいものです。
▼私にとって心に深く刻まれるお二人の方が亡くなられたことが報道されました。そのお一方はノーベル文学賞作家の大江健三郎氏。もうお一方は女性初の参議院議長をつとめられた扇千景氏です。
大江氏は、核兵器をなくすことと戦争反対、平和憲法の大切さを終生熱く説かれた方で、「非核平和宣言の村」をかかげる我々の意思と深く連なる方でした。
扇千景氏は、こちらが村議になって2期目の頃だったか、松本善明衆議院議員・弁護士(故人)のご案内で国交省への要望で伺ったとき、大臣室で我々一同に気さくに話しかけられ、あの通りの笑顔で要望を丁寧に受けていただいたことを今も時々思い出します。
思想では違いのあったお二人かもしれませんが、私の記憶のひだには印象深く刻まれているお二方です。ご逝去を悼み、心からのご冥福をお祈りいたします。