大雨警報のお盆

県内は北から南まで大雨警報のなかでのお盆入りとなりました。北部や由利本荘市では大小河川の氾濫が連日のように報道されています。

村内では、3年ぶりに帰省された方々もおられたようで、迎え盆の13日、わが菩提寺境内もここ2年ほどとはちがったにぎやかさに見えました。

14日の村は、一時の雨はあったものの比較的おだやか。このお天気をいちばん喜んだのは花火遊びを楽しみにしていた童たち。「火」と「花」には童はもちろんのこと人の心が寄せられるもの。これを考えた方の商才には感心してしまいます。

きのうは運動がてら、合居川渓谷入り口に咲くこちらは本物の花ソバナをながめにブナ林の斜面へ1時間ほど入りました。

歩く途中、足下にマムシがいるのを目に。急斜面で柴木に手を伸ばす所だったので、気がつくのが遅ければ「危ない!」と少々緊張した場面もありました。

暦は立秋を過ぎ「残暑」の季節。ヤマブドウの実もやや紫色を帯び始めた粒も混じるようになっています。

斜面には、この谷で太さでは5本の指に入ると思われるブナの大樹があります。何百年もの間、林の変化を見続けてきた森の主のような幹ですが、まだ外見には朽ちた様子が見られず木肌はつやつや。同じブナでも健康長寿が保たれている老樹なのでしょう。そのそばにいると、何㍍もの豪雪に耐えすっくと枝を広げている幹から「元気の素」をいただけるような気になります。