きのうは県町村電算システム共同事業組合議会が開かれ、後には、町村長と議会議長の政策研究会も行われました。
午前には、県町村議会議長会の令和3年度決算の監査を行った監事会にも立ち会いました。
恒例の政策研究会は、コロナ禍で中止が続き3年ぶりの開催。今回は、秋田県立大学の谷口吉光教授を講師にお迎えし、「有機農業を地域活性化に結びつける」と題する講演を拝聴しました。
谷口氏は、持続可能な農山漁村モデルとして「地域に豊かにある資源を使って、孫子の代まで安心して暮らせる仕組みをつくる」という発想に立つことなどを強調、そのひとつの活動例として自治体主導による「有機農業」とそれと結びついた移住の実績などが紹介されました。
県内ですすめられている風力発電や大手木材関連の企業進出を例にあげ、そうした従来型の外の力に頼る産業振興ではなく、自らの力で地域にある資源を宝として活かす方策をもっと探るべきではないかという提起であり、共感する内容の多いお話でした。