全国町村議会議長会の恒例事業の一つとなっている議長・副議長研修会が30日に開催され副議長とともに出席。
初めに「町村議会のあるべき姿」と題して東大教授の大森彌氏が演題に立たれ、次に「町村議会議員報酬について」として大正大学教授の江藤俊昭氏、そして最後に「地方議会とハラスメント」と題して上智大学教授の三浦まり氏が語られた。
いずれも、町村議会固有の、あるいは地方議会や国会までもふくめ課題がなげかけられている演題であり、出席者各位は真剣に講演を拝聴した。
開会挨拶に立たれた南雲正会長さん(新潟県湯沢町議会議長)とは、当日、東京駅を出て会場となっていた東京国際フォーラムに歩いて向かう途中路上で偶然いっしょになり、ご挨拶を申し上げた。その際もそして翌日の会長会の場でも「湯沢町議会として行政視察でわが村を訪れたい」旨のお話を同行されていた議会事務局長さんからとともに告げられた。
実は以前にも、南雲会長さんからその旨をお聞きしていたのだったが、あの通りこの通りのコロナ禍だったので県外からの行政視察を当議会としては残念ながら「お断りするしかない」という判断に至り、その内容をホームページでもしめしていた。それを目にされた湯沢町の事務局長さんはあきらめておられたのかもしれないが、互いに対面できるこの日にあらためて可か不可かについてこちらの確認をしたいご意向でおられたようだった。
わが国ではワクチン接種が一定程度進み、一定の治療薬もあり、医療体制も一定程度安定化の状況になりつつあるとされている。そういう現況なので、今後は、コロナウィルスがある下でも社会活動全体を前進させなければならず、あらゆる側面の活動が予防対策を万全にしながら正常なかたちにもどすという方向で進みつつあるようだ。
議会の行政視察をふくめた様々な活動も同じであり、今回の研修会も、そして31日に新潟で開催された都道府県会長会も、「コロナ禍で失われた活動をもとに戻す」という議長会のひとつの意思のあらわれとみてもよいだろう。
そういうことで、当村議会としても、当局側とも相談し、この6月からは議会のホームページからコロナを理由とした「行政視察お断り」の旨の言葉を除くことにした。
湯沢町議会のみなさんはもちろんですが、これまでどおり全国のみなさんがわが村へお越しいただければと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。