小学校運動会、田植え

21日の土曜日は小学校の運動会へ参加。コロナ禍のため実に3年ぶり開催となった運動会。お天気に恵まれ少々の暑さを感ずるなかでの半日となりました。

運動会名物の「飴食い・パン食い競争」はなく、コロナ前なら楽しいお昼をはさんで午後の日程もあったのですが、種目も減り内容もかなり変わった運動会となりました。おじいちゃん、おばあちゃんたちの観戦、応援も、密を考慮して「同居家族だけ」という範囲に限った運営であることも告げられました。議会もこちら一人だけの参加です。あれもこれもみなコロナ感染予防を考えてのことです。

ただし、終了後、密を避けての家族毎の昼食タイムは設けられたようです。運動会は、なんといっても野外でのこの昼食が楽しみですからね。

▼運動会を終えての午後ときのう日曜日は田植えでした。

もう少し後に植えたかったのですが、月末から来月初めにかけての行事があり、一連の作業のことを考え決行です。

畦際に雪が少し残っている5月はじめに畦削りをはじめ、それから耕起、水入れ、1回目の代掻き、畦塗り、仕上げの代掻き、そして田植え、1回目の除草剤散布と、わずか20日間ほどの間に一連の春作業をひとまず終えました。

妻は、昔からの「慣」が体にしみついているらしく、田植えが終わったら家の神棚に御神酒を献げました。田植えが無事終わったことへの感謝を込めつつ、穣作を願いました。

市場経済におけるお米の価値は以前とは比べものにならないほど低下していますが、主食としての稲作にむきあう人々の考えはやはり特別のものがあります。わたしはほとんどこだわりませんが、今も「田植えは『大安』の日を選ぶ」という方も結構おられことを、先日ある方からお聞きしました。お米作りにかける農家の思いというのはそれほど重いものなのですね。

きのうは久しぶりに小雨があり、カタツムリが田んぼ土手の草むらの中から出てきました。田植え後に水が満面に張られた田んぼでも、オタマジャクシやイモリ、アキアカネのやごなど、水を得た田んぼで過ごす生きものたちが、ようやく落ち着いた環境のなかで命をつなぐことができホッとしているでしょう。