連続の雪降りで、村はずれの庚申塔もてっぺんが少し見えるだけの積雪深となりました。
災害救助法が適用された昨年は、12月半ばから1月上旬の一気降りであのような被害となりました。でも、1月半ば過ぎからは積雪が落ち着き、村の簡易観測積雪深は令和3年2月2日は田子内で154㌢、わが集落でも187㌢。
ところが今年は、同じ2月2日で田子内は193㌢、わが集落で223㌢といずれも40㌢近く昨年を上回っています。じわりじわりと豪雪規模の冬になってきたということです。
集落のトマト農家TさんやSさんのパイプハウスも、ロータリー除雪機によって雪からまもる除排雪作業が懸命に行われています。それでも雪はこんな状態で、少しでも手を抜けば昨年のように損壊しかねません。作業が間に合えばよいのですが、今日からの強い雪雲襲来がどれほどの厳しいものになるか心配です。
我が家もそろそろ6回目の雪下ろしにとりかかってもよいほどですが、昨日は風下の吹きだまりを下ろし、マブ(雪庇)を落としただけにしました。きのう主力を注いだのは、母屋裏側の法面に積もった大量の雪をエド(池)に落とす作業で、法面途中には段をふたつ設けています。
法面の雪を落とし、こうして斜面に段を2つつくるのは落雪防止のためで、二つ目の段が必要となるのは豪雪の年だけです。そういうことで、我が家にとっての「令和4年は豪雪一人前の冬」という認定をきのうしたところです。
雪が「豪雪規模」になればいよいよありがたくなるのが、消す、流す、融かすで大きな役割を果たす水です。集落の基幹用水路「オオヘゲ・大堰」は、家々のエド(池)や流雪溝への通水で貴重なつとめを果たして続けています。