網戸の夜は終わり

CIMG0087-1「盆過ぎれば、あぎがじぇ(秋風)、ふぐ(吹く)」という村は、一年を半分に区切るとすればその節目は6月ではなくやはり8月お盆の時でしょう。

沢風の通るわが家では、網戸での夜は涼しすぎてもうだめ。夜中はぴったりと戸を閉めてちょうどよいほどの気の流れとなりました。

今年の村は、その半分を大きな自然災害もなく過ごしてお盆をむかえました。

たんぼは順調に出穂と受粉を終え、山間の村でも稲穂が少しずつ傾き実入りの様子を見せています。米作りのみなさん、まずは一安心で盆の時を過ごせるというものです。

CIMG0093-1わが家は亡父の新盆の年で、墓地も新しく整えお墓への迎え参りもはじめての年。法事では何から何まではじめてのことでうろうろ。諸事とまどう2代目一家が、まわりのみなさんの教えをうけながら、迎えの盆の日までをなんとか過ごすことができました。

DSCF4634-1▼昨夜は、地元部落恒例の夏祭り。午後には役員のみなさんといっしょの会場準備に出かけました。下り坂の天気がどうなるかと花火の夜が心配されましたが、それはとりこし苦労、雨は花火が終わるまで待ってくれました。部落の身の丈にあったお盆の華が、ドーンドーンと世帯数200をやや上回る小さな集落に咲き響きました。