9日は成人式へ。新型コロナ禍のため夏の成人式ができなくなり、雪の村にはめずらしく真冬の成人式となりました。冬の成人式はこちらもはじめての体験です。
会場も、いつもの「ゆるるん」ではなく役場開発センター。冬なので、夏とちがい振り袖姿の参加者も多く、いつもの成人式とちがう雰囲気も感じました。今年の対象者は27名で出席は18名でした。
祝辞では、大人のつとめとして政治の大切さと平和をまもることの意義の大事さをうったえました。夏の成人式はちょうど8月15日の終戦記念日に行われてきたので、「平和」の尊さを申し上げるのはごく当然のこととうけとめてきました。
しかし今年は冬の式典です。でも、成人となったみなさんに最も大事にしてもらいたいことはやはり「戦争のない平和な国づくり」であり、先の大戦で国によって命を奪われた若者たちの無念の思いと悲惨な過去を二度と再び繰り返さないために、あえて「平和」を今回も入れました。戦争の誤りの歴史は、政治ともっとも深くむすびついていたからでもあります。
10歳代から20歳代に、あの戦争で生きる望みを絶たれた若者たちの、悔しい思い、平和希求への声を、新成人のみなさんへ私なりに少しでも届けておきたかったからです。
▼8日は交通指導隊、防犯指導隊合同の初出式へ。例年、吹雪のなかでの式となることが多かったのですが、この日は比較的おだやかな天気の下での初出となりました。
▼令和4年産米の作付面積などを決める会議が7日に開かれました。会議の構成員は、村、JA、第一種登録出荷取扱業者、県農業共済組合、農業委員会委員、農地利用最適化推進委員、議会代表、認定農家組織代表、農業生産法人代表、JAの各地区集落組合長など。
県の方針をベースにして算定し提案された数値は、生産数量で1,097㌧、生産面積は206㌶、水稲作付の目安率は田んぼ面積の58.2㌫となり、昨年度とほぼ同じ目安水準です。提案は了承されました。
会議では、令和3年度の水田活用(転作等)に関する交付金の実績報告もあり、国の直接支払交付金(戦略作物助成と産地交付金)は総額で約4,600万円、村単独の作付転換加算交付金は約600万円となりました。作物のなかで大きく増えているのは飼料用米の生産で、令和2年産に比べ12.67㌫の伸びとなっています。
国の産地交付金にともなう村指定の振興作物重点品目助成金では、これまでのアスパラガス、えだまめ、トマト、いちご、りんどうに加えて、令和4年はトルコギキョウも追加される予定との報告もありました。
前日のおだやかなお天気は早暁に一変。気温はいっきに下がり、この日の会議中は一人前のフギ(吹雪)が荒れました。寒気がゆるんだ後の真冬日で、役場庁舎のつららは人の背丈をはるかに上回るほどに生長していました。以後、きのうまでは寒気が一休み。連休で雪下ろし作業などが集中し、県内各地で屋根から転落の骨折事故などが多発しました。村でも転落事故によるケガがあったようです。