平成の市町村合併を経て県南の町と村は、美郷、羽後、わが村の3つになってしまいました。
その3つの議会が、情報交換と交流を目的に連絡協議会をつくって10回目の集いが、きのう開催地持ち回り当番となったわが村で開かれました。
前段は講演研修会で、講師には、超多忙ななか、ご無理なお願いをお引き受けいただいた雄勝中央病院院長の中村正明先生です。
中村先生は、「地域で守る地域医療」と題して、医療現場の最高責任者としての体験をもとに、わかりやすく、熱く語りました。政策や制度の側面に何が必要か、医療関係者だけでなく地域全体で基幹的病院の果たすべき役割とは何か、病院には地域それぞれによってちがう固有の役割があるということの大切さを、先生はとくに力をこめて語られたと私は受けとめました。それで、表題にも「地域医療は地域の力で守らなければ」という先生のうったえがこめられたのでしょう。
とくに「医療だけでなく、その地域全体に雇用があって、町がちゃんとしていること」という原点が大切で、「その根本を大切に」という旨のお話は私の胸に響きました。「暮らし」の土台をしっかりすることこそ我々の最大のしごとなのです。
ホテルブランでの交流会でも「今日の講演はよかった」という感想を多くの議員各位や参加された方々からお聞きしました。貴重な時間を割かれて準備とお話をしていただきました先生へ、再度、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
交流会の2時間も、みなさん情報交換に夢中で盛り上がりあっという間に過ぎてしまいました。村長をはじめ村当局、出席者各位のご協力へも深く感謝を申し上げます。