続いた心休まる晴れ空

2月半ばに晴れ空が3日も続く週末と休日を過ごしました。

空の青を目にし、ほんのかすかながら春らしさを帯びた陽射しを浴びれば、体があたたまるだけでなく鉛色の雲に押さえつけられ鬱屈気味でいた心もほっこりと休まるような気がしました。

成瀬川の岸辺では早くもネコヤナギが姿を見せるようになり、伏流水に育つクレソンも緑色を濃くし始めました。おちこちの路傍では、盛りのついたらしいオス猫がうろうろする姿も。雪原にはユキムシの姿もいっぱい。春は一歩ずつ近づいているようです。

週末、滝ノ沢~平良の道路を通ったら、200㍍ほど先をオスヤマドリが横切りました。飛翔の様子をみれば着地姿勢でしたので「雪の上を歩いているかもしれない」と車を止めて雪原をのぞいたら、見事な尾羽のオスヤマドリが雪上を歩いていました。しかし警戒心の極度に強いカレはこちらに気づくのが早く、カメラをむける暇もなく瞬時に飛び立ってしまいました。画面の真ん中に羽根をひろげて飛んでいるその鳥が写っています。拡大してやっと存在がわかるほどです。春が近くなれば、食や砂嚢用の小石を求めて土肌の見える箇所に寄るヤマドリの姿がより多く見られるようになり、私は彼らの動きからも春近しを感じ取ります。

▼12日の金曜日は、県町村電算システム共同事業組合議会の定例会、県町村議会議長会の理事会などで秋田市へ。電算議会では、平成3年度の当初予算6億3,483万8千円などを可決。理事会では来年度の事業計画と予算を決めました。理事会の主要事業は、来年度も新型コロナ禍でかなりの制約をうけることが予想されます。

今冬の秋田市はいつもの年よりやや雪が多いようですが、積雪2㍍を越えるわが集落と比べれば雪はほぼ無いのと同じ。八郎潟周辺から能代山本地方の議長さんの中には「我々の町は秋田市より雪が少ない。田んぼの出ているところもあるよ」と語る方もおりました。毎度のことながら、2月の会議で秋田市へ通う日は、同じ県内でも沿岸地方の雪の極端な少なさと県南内陸部の豪雪のすごさを知らされる時となります。

休日は相変わらず軒につかえた雪掘りなどで過ごしました。今週に寒気の襲来が予測されていて、それに備えたつもりです。今度来る寒気を過ぎれば今冬の冬本番は峠を越してくれるような気がしますが、果たしてどうなるか。