村議会1月招集会議がきのう開かれ、12月17日までの348日間を会期と決め散会しました。
開会冒頭には、豪雪対策での留意すべき内容などについて若干触れる挨拶をしたところです。
本会議後には、豪雪対応で議会の災害対策特別委員会を開催し、現時点で把握されている雪被害状況などの説明を当局から受け、議員から意見などを出していただきました。対策のカナメは、「これ以上の被害を未然に防ぎ、命とくらし、経営をまもること」であり、一丸となって災害級の豪雪を前提にした備えにつとめる必要があります。
まことに残念ながら気象庁のアメダスがありながら積雪深計が設置されていない村では、村独自の積雪観測に頼るしかありません。村のホームページで発信されているように、昨日時点ですでに役場所在地の田子内で198㌢、岩井川で241㌢、椿台で229㌢、成瀬川最上流部集落の大柳では250㌢に達しています。以後、昨日から雪はほぼ止むこと無く降り続き今日は積雪がさらに増していて、おそらく深い所では3㍍近くになっているものと思われます。アメダスに積雪深計があって報道されるほかの市町村に比べ、その積雪深はほかの観測情報を上回る尋常でない簡易観測数値となっています。
年末の雪害対策部設置の大雪の際、当局側との語り合いで「災害救助法」のことにも触れながら今後の対策について懇談しました。歴史に深く刻まれる48豪雪時などとちがう社会の高齢化や人口減少、ハウス施設など農業経営の構造変化、勤務条件のちがいや車社会など、雪対策の必要な分野が多角化しています。「軒が雪で覆われ、足腰の弱い高齢者が、火災などの際逃げ場がない」などの声もあります。それら全体のことに対処するには災害救助法の適用も見据えることが必要になります。それほどの規模の大雪だということです。
▼昨日午後には、村消防団の出初式がいつもの体育館ではなく役場開発センターで、出席者数をごく限定して行われました。全国的にも県内でも、感染が拡がり続けている新型コロナ防止対策のためです。式典では、長年の功労団員が表彰されました。挨拶ではそのお祝いを申し上げるとともに、尋常でない今年の豪雪に備えた心構えについて、この場でもみなさんへうったえたところです。
村、議会、議員、関係機関、部落・自治会などへ、気づいた点、被害防止についてのご意見などをいち早くご連絡してくださることを、この機会にみなさんへもお願いいたします。
(5日早朝、除雪後に記す)