森の恋人たちとの出会い続く

いつもの年より秋の訪れが遅れたために、森の恋人(キノコ)たちとの出会いが月半ばを過ぎても続きます。

今年比較的多く発生したのはシシタゲ(コウタケ)とクリカラモダシ(クリフウセンタケ)で、アガキノゴ(サクラシメジ)も20日~1ヶ月近く遅れたもののよく出ていて、今もまだ見られます。

とりわけ見事なのは里山のクリフウセンタケ(ニセアブラシメジの名もある)です。数年に一度ともいえる数の多い塊で発生し、傘の黄色と茎の白さでこのキノコ特有の姿をみせています。

同じような森の環境を好み、クリフウセンタケと食感が似ているヌメリササタケもぽつぽつと見られ、傘と茎が抜群に大きなウラベニホテイシメジもまだ採れ頃です。このウラベニホテイは一本あれば一人分の口に充分間に合うほどボリュウムがあり、我が家では、おでんや煮物でザクッザクッの歯ごたえを楽しみます。先にもお伝えしたように、毒きのこのイッポンシメジやクサウラベニタケとよく混同されるキノコですので注意は必要です。

▼先週も、今週も、日曜日の村の国道は紅葉の須川高原へ往き来する車でにぎわいました。こちらも、県境大森山トンネル付近のブナ紅葉と「天正の滝」や「いずくら」の紅葉進み具合をながめに昨日午後少しの時間車を向けました。

県境のブナの森は今が黄・紅葉真っ盛り。合居川渓谷の天正の滝やいずくらは、それより標高がやや低いので、見頃の色づきまではあともう少し。一週間も経てば谷の崖が錦に染め上げられるでしょう。