3.11、記録的少雪の各集落

「雪の極端に少ない冬」として記憶にのこりおそらく語り継がれるであろう今冬の村。

成瀬川に沿い集落が点在する村が、記録的に雪の少ないままむかえた3月11日の各地区の残雪の様子です。

最初の写真のように横手市増田町湯ノ沢境の滝ノ沢地区では、田んぼの雪がほとんど消えた状態です。こんなに早く雪がなくなるのははじめてのことかもしれません。

川筋を上がるにつれて当然標高が増しますから積雪は少しずつ多くなります。それでも、きのうもお知らせしたように岩井川地区(2枚目の写真)でも田んぼの土が見え始めるほどに雪が無くなりはじめています。

ひと集落上がる毎に(3枚目の写真から)気温が低くなるためでしょう、椿川地区、そして大柳地区まで進むと田んぼはまだ雪で真っ白。それでも、家周りや山々は土肌が多くなり、普段の3月半ばでは見られない風景がひろがっています。

流域最南部の菅ノ台集落(最後の写真)もそれは同じです。いつもの年なら集落に向かう県道は厚い雪の壁で視界が遮られるほどですが、今年は雪の壁がほとんどありません。

こういう少雪ですから、国道342号や397号の春山除雪も今年は例年にないほど作業が早く進むかもしれません。少雪で雪崩の危険がもし早くなくなれば、国道冬季閉鎖解除がいくぶん早まる可能性もあるのでしょうか。