2月半ばでネコヤナギ盛り

久しぶりに河川敷を散策した15日。3~4月並のお天気が続く2月ですから、予想したように川岸のネコヤナギはいずこでも衣を脱いでいました。

散策では、いつものようにクレソンとノゼリを摘み、真冬(春)の野の菜のみずみずしさを味わいました。

河川敷の木立には、忙しそうに動き回るコゲラがみられ、コゲラのそばには、それよりさらに敏捷なシジュウカラの群れがやってきて、ながめているネコヤナギにも止まりました。

昨年は、3月6日に「岸辺のネコヤナギがほころびはじめている」と記しています。今年は、2月15日でほころびはじめてから数日たっているこんなネコヤナギの様子です。成瀬川も雨天でやや増水。春、雪解けはじまりのような流れをみせ続けています。季節のうごきが例年よりあまりに早く春に近づいていることがこれらでわかります。

▼14日、村の小学校のそばを通ったら、小5年生の児童たちが雪中田植え行事の最中でした。村のふるさと教育で尽力されているSさんのご指導によるもので、昔の小正月行事のひとつを体験する授業です。

村の郷土誌は、この雪中田植えについて「農耕の模擬行事で、一五日、屋敷内に僅かな面積の雪をかきならし、『もみ』を播き、田にみたてる。また、五、六寸(15~18㌢)ぐらいに切ったわらをさし、田植えをする家もある。」と記します。

雪中田植えは、農事に関わる数多くある「予祝行事」のひとつですが、お祝いの願いがお天道様に届いてくれることを今年はとくにのぞみたいものです。

雪が少なすぎるし、春があまりに早く訪れそうだしで、農家のみなさんは「どうか、雪解け後のお天気があたりまえでありますように。水不足が心配で、適度な雨も降ってくれますように」とねがっているのです。