三重県名張市議会のみなさん来村

きのうは、三重県名張市議会の3名の議員さん(うち1名は女性議員)が教育行政視察でお越しになりました。

議会の常任委員会活動ではなく、政務活動として来村されたものです。きのうは小学校を会場にして村の教育行政全般を教育長から説明していただき質疑応答で終わりました。

歓迎のご挨拶と質疑応答のなかで、「産業振興、教育など我々のどのとりくみも、発達した国の新たな課題として人類史上、日本の歴史上、みな新たなことへの挑戦である。たとえば村で築きあげた子育て策、教育政策についても、それがいずれは国の政策として普遍化されるまで、われわれは村としての成果を継続してあげていけるよう努力したい」という旨を込めながら一言申し上げました。

教育、医療、介護、福祉、産業振興、生活環境整備などの先駆的政策では、それほど大きくない市や町や村などの地方自治体ではじまった創意あるとりくみが全国に広まり、やがてそれが都道府県、国の政策として採り入れられるという事例が少なくありません。先駆の多くを生み出しているのは小さな地方なのです。

教育政策もその典型といってもよいでしょう。村で行われている内容の「人づくり」諸策は、本来国が率先してとりくむべきものであり、国会も、政府も、多数がそのことに早く気づかれて、国として政策化してほしいものです。

名張市議会のみなさんは、かなり前から周到な準備をされたうえで視察の計画をたてたらしく、質疑内容の深さからそのことがよくうかがえました。昨夜はホテルブランにお泊まりいただき、今日も、午前は中学校、午後は小学校で各校長から説明をしていただき、授業の視察を行います。いつも記すように、全国のみなさんから村を訪れていただくということは、その機会に私たちも多くのことを学ぶ時となります。きのうもそのことを深く感じた日でした。