須川高原雪上散策の素晴らしさを全国へ世界へ

令和元年のブログは10連休明けではじまりです。

26日は国道342号の開通式、夜はPTAによる小中学校職員の歓送迎会。

28日は部落の共同作業の始まりで、基幹用水路の清掃や国道沿いのゴミ拾い、村の城下公園の冬囲いはずしと清掃などにみんなが繰り出しました。みんな、この時期としては多すぎる公園の残雪に「こういうことは、久しぶり」と語り合っていました。

この日の村内は、清掃作業を行った集落がほかにもいくつかあったようです。

連休の晴天に誘われ、訪れていた童らとともに須川高原まで上がってみました。目的は、高原の雪上歩き。所々に、前日に積もった新雪(国道も一時通行止めに)がありましたが、風邪気味で体調を少し崩している童は「だいじょうぶ」と、ブナと高原のゆっくり雪上歩きに満足していました。

散策の林では、雪上で満開のマンサクの花、ブナの実を食べようと枝を折った昨年秋のクマの行動の痕跡や、雪上に落ちているキノコ(カノガ)を拾ったり、新雪上に残されたノウサギの前夜の行動跡なども目にすることができました。もう少し経てば、今だからこそ入れる湿地のミズバショウやショウジョウバカマなども随所で眺めることが出来るでしょう。そこは雪が消えればみんなチシマザサ(ネマガリタケ)の厚い樹海となってしまうところ、「歩くなら、雪上の今」なのです。

県境部、わが栗駒山荘は駐車場が満杯。須川高原温泉はこの日まだ営業をはじめていませんでしたが、一関側からも車がどんどん上がってきていました。どちらの駐車場そばも高い雪の壁がドーン。何十年もここで経営しているお土産店栗駒屋さんのご主人は、その雪の壁の上にピンクの幟をたて、尋常でない今年の雪の多さを強調していました。

里山の芽吹きやヤマザクラとイタヤカエデの花で彩られる「春紅葉」も、今年は残雪の白さが多いのでいつもの年と違った素敵な趣です。秋の紅葉が美しい所は、「春紅葉」もお見事。それに花も加わり、山々は「さあ、これから、はじまるぞ」の希望に満ちた萌えぎ色に輝いています。たんぼ脇の小花たちも残雪のそばでシーズン最後の花の楽園を随所で見せていて、童らとともに過ごした畦削りや耕起の合間に、小さな花見も楽しみました。
自宅のまわりでは、コゴミやエノキタケも真っ盛りです。

連休には、久しぶりで焼石登山道方面を大森山から胆沢川筋まで雪上歩きにも向かいました。また自宅そばでは、オオルリやキビタキなど、わが愛する小鳥たちともご対面できました。それらの様子は、後にご紹介したいと思います。

▼今日は、4月に改選後初の村議会が開かれます。