人は6回目の雪下ろし、鳥は食の確保に懸命

同じ秋田でも31日現在の積雪が沿岸部の県庁界隈では10㌢以下、積雪はほとんど無し状態(写真)なのに、同じ日のわが集落の積雪は2㍍越え。

村の積雪は下がったり増えたりを繰り返しながら2日にはまた新雪がドッと重なりました。後の週間予報では3日~4日に雨マークもみられましたので、「雨をあてないうちに下ろそう」と2日は今冬6回目の雪下ろし。

1月を過ぎた村。そのいずこでも柿の実は鳥たちにほとんどをたべられ残りはごくわずか。柿がなくなったのを知った鳥たちは予想したようにナナカマドやウルシの実に集まり始めています。

週末の所用を果たしに村内をめぐっていたら、残りの柿の実やナナカマドを啄む鳥(ムクドリの仲間?)たちが群れで、あるいは数羽で、寒中の食の確保に懸命の姿が見られました。

▼きのうは、村と議会の地元要望などでお世話になっているみのり川信英代議士の新春のつどいが湯沢で開かれ出席。

挨拶の最後に立たれた長老格後援会長さんの言葉は、重鎮らしく深い意味が込められていると受け止めました。仕事柄、様々な集いに参加していますが、久しぶりに重みのある言葉に触れる機会となりました。

私は折にふれて政治家の言葉を引くことがあります。たとえば印象に濃く残っているそれら政治家の一人として元衆議院議長をつとめられたI氏の言葉があります。それは確かあるテレビ番組で語られたのをお聴きしたのですが、「多数(意見・意思)がまちがっていたという歴史もある。だから、少数意見も尊重しなければいけない」という旨の言葉でした。「多数意思が誤ることもある」歴史を謙虚に見据えるこういう姿勢に私は注目し共感をもちます

与野党問わず、国政を担う政治家のみなさんは文字通り国を率いる最前線に立っているわけですから、内外の歴史の教訓(とりわけ二度の世界大戦)をよく学ばれ、この国の発展と平和を守る旗手として、的確で誤りなき道を拓き率いてほしいものです。

思想信条は人それぞれ、それで社会は成り立ちます。ですが、人間的な懐の深さというものはその「人それぞれ」の異なりをも超える共感を抱かせるものです。「まずは人間性」それに人は惹かれるのでしょう。

▼きのう昼時、つかの間の陽射しがあった雪の村。キツネの足跡、川岸の雪でひなたぼっこのカモ、成瀬川、そして「黄砂も混じり始めたかな?」と思われる雪原です。