奥州市、一関市のみなさんと要望活動

16日、国道397号と342号ふたつの道路の整備促進期成同盟会の要望行動に出席。副村長(村長代理)もいっしょでした。

要望先は、秋田県庁の建設部と雄勝地域振興局。同盟会別に時間を前後してほぼ同時に要望活動がおこなわれました。397号の会長は奥州市長で、342号の会長は一関市長と、いずれも会長は岩手県側。今回の要望にも時間は別々でしたが2つの市の副市長さんと奥州市議会の議長さんが担当部長さんらとともに出席されました。

秋田県側の国道に関する要望では、397号については要望の最初に通年通行のための具体的手法の調査・検討をかかげ、ゴールデンウィーク前の早期の冬季閉鎖解除にむけた整備促進がうったえられ、342号についても仁郷から狐狼化までの雪崩防止対策、小五里台工区の早期整備、ゴールデンウィーク前の早期の通行止め解除が具体要望としてかかげられました。

県建設部長をはじめ建設部の幹部のみなさんと、雄勝地域振興局長と同振興局建設部長、建設部の幹部のみなさんへは、2つの同盟会の総会決議などにもとずく要望と状況説明の発言が岩手側の副市長さんたちや秋田県側の横手副市長、湯沢市長代理からそれぞれおこなわれました。副村長と私からは、それらとあわせて、現道路を最大限有効に通行できるために冬季閉鎖のはじまりの期間について、降雪、積雪状況にあわせた柔軟な対応(段階的な閉鎖、岩手側との同時閉鎖だけでなく、固有の事情がある秋田側だけの対策など)について検討をお願いしました。

いずれの道路も村や湯沢雄勝、横手平鹿への周遊観光や交流としておおいに役割を発揮している国道であり、わずか一日でも多く通行できることが地域の産業振興に寄与し道路利用者の利便につながります。「一日」の長短がカナメとなる道路であることを心に込めながら、降雪、積雪にともなう安全を考慮しながらも柔軟な対応策実現をうったえました。

県側からも「柔軟な対応について検討したい」という旨のお話があり、とても前向きに語られたとこちらは受け止めました。

とりわけ397号については、閉鎖ゲートがあまりに手前のために(342号ももっと桧山台入り口あたりでもよいと思うのですが)、閉鎖時期が早くなれば、地元集落住民のくらしの面でも様々な不便が生ずること、積雪前の秋田側からの焼石登山者や晩秋・初冬のすずこやの森など散策をされる方々の楽しみも早くに失われることなども念頭におき実情を申し上げました。村の簡易水道事業も、今年から397号沿線でスタートし、そういう固有の事情も閉鎖期間とおおいに関わります。