刈り取り、籾すり終える

金、土、日曜日、めずらしく3日続いての晴れ予報が出ました。残していた稲刈りのたんぼは排水が悪くぬかるみの強いところだったので、できれば日曜日にしたかったのですが、「秋の予報はよくはずれる」が長年の体験で身にしみついているので、雨天翌日でしたが30日に締めくくりの稲刈りを強行。

前日までに一日半ほど雨が降っていましたのでやはりたんぼはまだ乾かず。コンバインの沈みを最小限におさえようと作業には少し時間をかけ、なんとか無事今年の刈り取りを終え、日曜はもみすり作業まですべてを済ませました。

母は、きのうの夕飯前に「無事作業が終わりました。今年もどうもありがとう」の感謝を込め、神棚に御神酒を献げました。

cimg6539-1cimg6531-1cimg6534-1cimg6536-1土曜日は保育園の運動会にご案内をいただき参加。稲刈り真っ最中の晴天は一日ものがしたくない農家にとって、春、秋と、農繁真っ最中に学校や保育園と、行事がくまれるのは昔なら考えられなかったこと。時代が移り、若い方々が農に手をかけることが少なくなったから、今はこういう行事計画があまり問題なくたてられるのでしょうか。

運動会の間も気をもんだ方々がきっとたくさんいたでしょう。お天気は、3日間ともめずらしくすべて予報どおりの晴天。お天道様は農家の気持ちをくんでくれたようで、こういう時は、自然の助けがほんとうにありがたくなるものです。

ともあれ運動会。親たちの熱い声援や拍手はもちろんですが、「孫の成長を見つめられるなら、農繁などと言ってられない」そんな祖父母たちの熱気と喜びも広~いグラウンドにあふれた半日でした。

cimg6542-1cimg6546-1cimg6544-1cimg6550-1cimg6628-1土曜日の夕方は須川高原に上がり、恒例の「朱沼(須川湖)神社」の祭典へ。

ちょうど晴天の土曜日ということで、須川高原のふたつの温泉と駐車場は車でいっぱい。夕方近くでこれですから、日中はそうとうの車と人出だったでしょう。里の直売所に立ち寄られた東京からの方が「こりゃあ、東京の交差点より車が多いぞ」と言われたそうですが、晴天のきのうはさらににぎやかだったでしょう。

cimg6553-1cimg6565-1cimg6562-1cimg6569-1温泉地周辺の紅葉は始まったばかり。盛りの見頃はもう少し先でしょう。須川湖畔の遊歩道を散策したら、シラタマノキの真っ白な実がいい香りで熟していました。昨年大豊作だったブナの実が春に芽を出し、樹下には樹齢1年の幼木たちがきれいにならんで黄葉しはじめていました。