しごとをしたという満足感

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おととい、たんぼのクロ塗り(畦への土塗り)を終えました。

作業の大半が機械化した列島の稲作農業。今では畦塗り仕事に鍬をもつ光景は村でもほんの数えるほどの農家だけ。わが家も、以前は畦塗りを機械に頼んだり、ビニルを張ったりしました。でも、どうもこれはわが性に合わずで、結局、元の手作業に戻しました。

准老体のわが夫婦にこの作業はややきつくなっていますが、仕上がったときの爽快感は、鍬を手にした本人だからこそあじわえるもの。「しごとをしたな」という満足さを得たくて、年を経るごとに増す腰の痛みをがまんしながら、時代遅れ、絶滅危惧の作業をつづけています。

道行く人々から、「ずいぶん早く荒代(1回目の代掻き)掻いだなぁ。クロ塗ったなぁ」と言われました。実はこちらもそんなに早くはやりたくなかったのですが、何しろ今週から会議会議の連続。とても合間の時間に泥まみれになっている余裕はなく、「やれる時にやっておかねば」でこういう始末あわせに。

取りかかりは早くても田植えは結局25日前後あたりになる見込み。極めて小規模ながら職業は農業と冠しているだけに、春と秋、半ば常勤みたいな非常勤特別職には、ややつらい日々が続きます。

IMG_0098-1▼きのうは、部落(自治会)長・行政協力員会議へ。この春になって提出されている各地区の要望をそれぞれの代表から説明してもらうとともに、それに対する現時点での村からの説明や各種情報などを伝える会議。今後、要望箇所の現地調査が議会と村の合同で行われるため、議会代表として出席です。