水利は雪国ぐらしのカナメ

積雪情報でお知らせしているように、例年、2㍍ほどの積雪を結果としてはみる村ですから、寒気本番の旧正月までにはおそらくその数値に達するでしょう。

雪のたまりやすい我が家近くは積雪1㍍50㌢近くに達していて、「もう、雪は十分だ」という量になっています。それだけに、ここ数日間のように朝の除雪作業なし天気が続いてくれれば気も体も一休みできて、あとひと月の寒波本番へ再備えの余裕ができます。

寒気の最中、積もる雪2㍍を毎年解かし続けてくれるのは、我が家ではエド(井戸、池)の水。屋根雪の半分ほどはこれで解かされ、さらにその水は道に流され消雪の役割も担います。

雪国の水利は、単純に「受益」の媒体としての農業用水路というだけでなく、その多くは夏期だけでなく、水道と同じで年中使われる欠くことのできない生活用水でもあるのです。