消防団は地域活力の源

15日、真夏日、まさに炎天下で村の消防訓練大会が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも本部テントのテーブルの上に置いた大会資料や空の紙コップがとばされるほどの涼しげな西風が吹いてくれたので、恵まれたお天気での大会といってもよかったでしょう。

小型ポンプ操法に出場したある分団の方々は「5月半ば頃から練習を始めた」と語っていましたし、また夜遅くまでお仕事をされている方などは「夜中の2時に寝て、朝は練習で4時起きもある。これはなかなかきつい」という声もお聞きしました。それは愚痴とかではなく、みなさん、「大会をひかえての練習とは、そういうもの」ということを理解していての、明るい表情で語る難儀の声です。

このようにみなさん職種に違いはあれど、本業のお仕事があるなかで、夜、休日、そして早朝とよく練習に励まれこの日の大会を迎えます。北海道から沖縄まで、全国の消防団の方々が災害や遭難時の出動だけでなく、こうして技、体、心を鍛え社会奉仕の団活動をくりひろげているわけですから、住民にとってはほんとうにありがたいことです。

団の活動は、全国の農山漁村、そして都市と、津々浦々に組織されております。とりわけ農山漁村では、私からみれば消防団は住民の安心安全のカナメであるとともに「地域活力の最大の証」の存在として目に映ります。地域の若者たちが活躍する消防団は、「地域の活力の源」なのです。

村の各分団には年々若い方々が名を連ね、若い役場職員も一定数加わり、青年時代に関東方面から村に移住されて久しい方々も団活動歴を重ねています。村では何十年ぶりかでこのほど復活した若い女性消防団も加わっています。これほど多彩な方々で構成される組織もまたひとつの特徴と思われます。

今年の大会から、小型ポンプ操法の部において各担当部門(指揮者、1番員、2番員、3番員)毎の最優秀選手賞がはじめて設けられました。最初の写真はその賞を受けられた4人の方々です。横浜から大柳地区に移住されて久しいSさんも「2番員」の役割部門で最優秀賞を受賞されました。村としてはこういうこともまたなんともうれしいことですね。

小型ポンプ操法の部では、指揮者含む最優秀選手2人を輩出した第3分団第3部が優勝、湯沢雄勝の支部大会へ連続出場となりました。昨年と同じように支部の大会でも優勝して県大会へも出場を決めてほしいものです。

ご挨拶では、豪雨による土砂(岩石)崩落災害への備えと人的被害を起こさないということで、団としての固有の役割を果たしていただきたいことをとくにお願いいたしました。

▼村議補欠選がきのう告示、2名の新人が無投票で当選。欠員がなくなりまずはホッです。