桃太郎トマトの初物をいただく

きのうは妻と二人でたんぼの溝切り作業に。

水を落としていたたんぼの土が溝を切るのにちょうどよい軟らかさとなったからできる作業です。きのうの晴天で水気がだいぶ抜けたようで、きょうからの雨天予報を思案しての一作業をまずは終えました。

いきなり水を抜かれたので、たんぼを住み処とするオタマジャクシやタニシ、ドジョウたちは大あわての様子です。

たんぼ面が均一でなく、加えて圃場のほとんどが粘土質土壌のためにまだ水の溜まっている箇所があり、我が家では溝切り作業が欠かせません。排水には労を要する土壌ですが、その分できあがったお米の食味値は高く、数値は例年80前後を記録。

我が家の「あきたこまち」を食べた県内平場の米作り農家の方は、「自分の家でつくる『あきたこまち』よりおいしい。なぜだろう」とよくいいます。おいしい要因は、粘土質もふくむ深い土壌、日中と夜間の温度差が大きい標高のある山間、適度な土壌改良材の散布、イワナやヤマメが棲息するきれいな用水、多収をめざさない施肥方法など様々で、一言では言い切れません。

県南の「あきたこまち」は特Aのランクが続いていますが、村のお米はその中でもさらに美味しさが一段上をゆくでしょう。我が家の「こまち」もその仲間入りをし、微量ながらも全国どこかの店頭にならび見知らぬ方々の食卓にのぼり、「おいしい」とよろこばれお役に立っているはず。そんなことを思うと、労の多いたんぼ仕事にも張りがでてきます。

▼7月も半ば、無農薬で家族がつくるナスやキュウリ、新ジャガイモなど自家用野菜が次々と食卓にあがるようになりました。今週末からは、村の直売所にもトマトをはじめ初物野菜たちがどんどん並ぶはずです。

 

 

 

 

おとといは親しくしている篤農家の方からハウス栽培の桃太郎トマトをいただき、初物をごちそうに。我が家の完熟もぎ取りトマトが食卓にあがるのは月末の頃になるのかな。

▼西日本の豪雨被害、被災の規模が日を追うごとに大きくなっています。日本で最も美しい村連合の愛媛県上島町も被災し、同じ構成自治体である県内のわが村と小坂町から飲料水が支援物資として送られたことが報道されました。

あの豪雨が迫っている最中、政権の中枢を担う方々が宴会に興じ、それを参加者が会員制交流サイトに写真などを投稿していたことも同じ朝刊で報じられました。これには驚きました。あの事態にそういうことができる心情がわたしにははかりかねます。「大災害時の宴会」に、これを知った被災地の人々はどんな思いを抱いたでしょうか。

私がある部分ではその方の考え方と政治姿勢について共感をもち注目してきた政治家の一人、政権党にあって衆院の議長をつとめられた方が、今晩のBS放送で8時から国政のあり方を論ずる番組に登場されるようです。元議長のその方が、「堕落している」と報道される昨今の政治状況などにたいしてをふくめどんなことを語られるか、注目しております。