モッコラモダシがたちまち最盛期に

「サモダシ(ナラタケ)は、粒の小さなものでも3日で大きくなってしまう」と、天然キノコ採りのプロやナラタケを栽培している方々は言います。

ナラタケは希少種ではなくどこにでもごく普通に見られます。、村では最も多く利用されるキノコで、食べられるキノコのなかでは最大のなくてはならないほどにありがたい種ともいえるでしょう。

成長の早いキノコですから、採れる期間は短く、真っ盛りの群生に出会えるのはたとえ希少種ではなくても幸運ということになります。

そのナラタケの仲間で、晩生種として知られるモッコラモダシがおとといあたりから顔を出し始めたようで、我が家周りのナラ林ではそれこそ今がもう最終採取の時となっています。中には腐り始めた株も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このモッコロモダシは、枯れ始めや枯れきったナラ立木の根元に大きな株をつくって発生するのが特徴で、傘は輝くような黄色で茎が長く、採るときにはボキッボキッと茎の折れる音がします。味と粘りはサモダシと呼ぶナラタケの仲間よりちょっと落ちますが、家近くの里山に発生し、株が美しく、採るのも簡単で一箇所での収穫量が多く人気のあるキノコです。

真っ最中の株が木の根元に出たときなど、林の中でも遠くからその黄色の株姿がよくわかります。写真の一枚は、やや老菌めいた株ですが木の根元が輝いているように見えたそんな時の一場面です。

里山では、アケビもいよいよ終わりの時。晩生のアケビは甘みが濃いのも特徴です。何かにつけ「晩生モノ・者」は中身、質が良いようです。