井川町の教育、子育て支援策を学ぶ

15日から16日にかけて県町村議長会の理事会があり井川町にむかいました。

県内で初の義務教育学校を設立した町であり、理事会後には早速校舎に向かい、今年度に開校した学校と子どもたちの学ぶ姿を視察しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町は、平成16年の「井川町学校づくり構想」で、小中一貫教育と小中校舎建設一体化をかかげており、当初は小中一貫校を検討していましたが、国が「義務教育学校」の制度を制定したのに合わせて方針を切りかえたものでした。

1年から6年までの前期課程と、7年から9年までの後期課程の学級担任制と教科担任制が併用となり、副校長をはじめ25人の教員のうち一人を除いてすべて小学校と中学校の教員免許双方を持つ教員で学校運営がされています。

学校要覧の中から町と学校の義務教育学校についての考えの一部をご紹介します。

学校視察後は、隣接する子育て支援多世代交流館「みなくる」も視察。そこは保育園や幼稚園に入園前の子どもをもつ家庭の子育て支援や放課後児童クラブも兼ねる施設で、前段の義務教育学校をふくめ全体として教育、子育て支援にかける町の熱意が私たちにも伝わってきました。

視察のしめくくりには、町が誇る昭和47年に誕生した日本国花苑へ。約40㌶の広大な公園内には200種2000本の桜、300種1200本のバラ、41作品の彫刻があり、ほかにつつじも咲く園内には子どもたちが喜びそうな遊具もいっぱい。よく管理された広大な芝生のまわりには立派なグラウンドゴルフ場やパターゴルフ場、よく利用されるというテニスコートなどスポーツ施設もならんでいました。

施設づくりのみならずソフト面もふくめ、どこの市町村もそれぞれ自分たちのおかれた特徴や条件を活かしたまちむらづくりに励んでいることが、こうして実際足を運んでみればさらによくわかるものです。謙虚に積極的にほかからよく学ぶ、そして、ほかを学んで自分たちのよさをまた知る、こういう姿勢を常に保ちたいものです。