初々しさいっぱい

小学校16名、中学校第74期生19名の入学式が午前と午後に分かれてきのう行われました。

どちらでも、国歌と校歌に続いて「ふるさとの歌~悠久の風にのせて~ 」の合唱が会場に響きわたり、入学、進級、転入、年度初めと、どれもこれも初々しさにあふれた様子を前にして式典の時を過ごしました。

新入生も、それをむかえる側も、この日は自分の過去と今とを軸にしながらほかを見て、人というものの成長の階段を強く意識する時でしょう。「自分もああいうふうになるんだ。自分もああいう時があったのだ」と。

小学校の新入生は保育園を卒園したばかり、中学校も小学校を卒業したばかりで、あれからわずかの時しか経っていませんが、卒園、卒業のときよりも、一人一人またひとつ成長した姿になってこちらの目には映りました。環境が変われば子供たちも変わるものですね。

 

 

 

 

 

中学校は例年のように在校生全員による吹奏楽演奏での新入生入場です。これも、村ならではの規模だからできること。学校でも、社会でも、おかれた条件は地域によってみんなちがいます。その条件を前向きにとらえて活かせるかどうかで私たちの進歩の度合いが決まるといってもよいでしょう。その点で村の学校教育は、吹奏楽の全員演奏もふくめ、おかれた環境・条件を活かす創意に満ちていると思います。

新入生、在校生、転入の先生、在職の先生、これでみんな新たなスタートをきりました。初心忘れず、お互い、楽しく、ご活躍を期待いたします。

▼きのうは陽射しがあったものの寒い一日でした。いくら晴天でも気温が高くないと、すでに咲いていたフクジュソウもチャワンバナコ(キクザキイチゲの仲間)もこの日は花びらを一日中閉じたままでした。お日様がみえていても、こういう寒い日には虫が飛んでこないということを、花たちはちゃんと知っているのですね。