西に大雪予報だと村は比較的穏やか

週間予報では、過ぎた週末から休日にかけ大雪が告げられていました。でも、「西の地方や太平洋側でも大雪や積雪」という予報を聞き、雪国に暮らす長年のカンから「西と太平洋側に雪と予報された時は、村は案外雪は降らない」ということを私たちは覚っています。気圧が同じ西高東低でも、等圧線がいつもの縦ならびとはちがいやや横ならびになり、東北方面のその間隔が広くなった時は、大気の流れがそういう雪空をつくるしくみになっているのでしょうか。

そして、過ごしたこの数日、やはり「これは、もうけ空」といえるほどに、予報に反して降雪は少なく、時折の青空もみえるほどに比較的穏やかな日々を過ごすことができました。
ジュネス栗駒スキー場での子供たちのスキー教室も、思わぬ晴天のおかげで思い出にのこる楽しい日々となったようです。

13日の交通指導隊、防犯指導隊合同の初出式も、寒気はきつかったものの、めずらしく吹雪のない天気の下での式事となりました。

ただし、12日朝の今冬最低気温のマイナス14℃もふくめ、放射冷却もあって寒気は厳しく、水道の凍結も盆地の県南では続発したようです。我が家でも、これはめずらしく12日の日中に水道管が一時少し凍結、お湯でさっと解凍という出来事も。

北海道とちがい、わが村で-14℃は年間を通じて最も低いクラスの気温。こういう朝には、気体、固体、液体の様々な顔をもつ水と凍てつく寒さがつくる様々な造形の自然現象がみられるとき。玄関のガラス戸、水が流れる脇の苔の上、そして池などに、寒気がつくる紋様やかたちの妙が視られました。川面には蒸気が立ち、寒くて晴天だからからこそ映える景色も目にはいりました。